けむ
日本語 編集
名詞 編集
成句 編集
古典日本語 編集
助動詞 編集
- (過去推量)過去の出来事についての推量。~だっただろう。
- 先の世にも御契りや深かりけむ、世になく清らなる玉の男御子さへ生まれたまひぬ。(源氏物語 桐壺)
- 前世でもご縁が深かったのだろうか、めったにないほど美しい男の子までもがお生まれなさった。
- 先の世にも御契りや深かりけむ、世になく清らなる玉の男御子さへ生まれたまひぬ。(源氏物語 桐壺)
- (過去原因推量)過去の出来事について、その原因の推量。どうして~だっただろうか。
- などて、かく出で立ちけむ。(源氏物語 蜻蛉)
- どうして、こうして宮仕えしていたのだろう。
- などて、かく出で立ちけむ。(源氏物語 蜻蛉)
- (過去婉曲)~したような。
- (過去伝聞)~したとかいう。
活用 編集
- 連用形接続
未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
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○ | ○ | けむ | けむ | けめ | ○ |