日本語 編集

名詞 編集

なれっこれっこ・れっこ

  1. すっかり慣れきっ状態
    • 自分が悪く言われるのは、慣れっこになっていて、もうさほどには腹も立たなかったが(下村湖人「次郎物語」)〔1942年〕[1]
    • 東京の人は、マンホールなどには、なれっこになっていて、そのうえを歩いても、気のつかぬことが多いのです。(江戸川乱歩「少年探偵団」)〔1937年〕[2]
    • 子供の腹痛など、全く彼らは馴れっこになっていた。(犬田卯「米」)〔1940年〕[3]

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  1. 青空文庫(2005年12月9日作成、2015年3月7日修正)(底本:「下村湖人全集 第一巻」池田書店、1965年7月10日)https://www.aozora.gr.jp/cards/001097/files/43789_21004.html 2020年2月1日参照。
  2. 青空文庫(2016年3月4日作成)(底本:「怪人二十面相/少年探偵団」江戸川乱歩推理文庫、講談社、1987年9月25日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/56669_58756.html 2020年2月1日参照。
  3. 青空文庫(2007年12月8日作成)(底本:「犬田卯短編集 一」筑波書林、1982年2月15日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001289/files/47145_29277.html 2020年2月1日参照。