みそ

みぞ も参照。

日本語

語源

文献に「未醤」（みそ・みしょう：まだ豆の粒が残っている醤の意味）と呼ばれた食品の記録がある。古代朝鮮語 *mico（蜜沮、後期中古音 mit tso）からの借用とも。

発音

東京式アクセント

み↘そ

京阪式アクセント

み↗そ

名詞

みそ

みそ【味噌、未醤】

1. 蒸した大豆に食塩と麹を加えてペースト状になるまで発酵・熟成させた調味料。
   1. 「中華味噌」のように日本を除く東アジアから東南アジアにかけてのペースト状の調味料について、接尾辞的につけて用いることもある。
2. 形状が1.に似たもの。
   • 脳みそ。
   1. カニやエビの甲殻の中にある中腸腺。食用に供する。蟹黄。
3. 特徴となるよう工夫をこらした点。そこに気をつけると質の向上につながるところ。ポイント。
4. 子供の遊びで、一人前とみなされないが特別参加が許される子供。みそっかす。おみそ。
5. 失敗。
   • 成句:みそをつける

派生語

• 赤味噌
• 蟹味噌
• 白味噌
• 酢味噌
• 手前味噌
• 味噌汁
• 糞味噌

諸言語への影響

• 英語: miso
• 中国語: 味噌

翻訳

• アラビア語: ميسو‎ ^(ar) 男性 (miisu)
• 英語: miso ^(en)
• タイ語: มิโซะ
• 中国語: 味噌 ^(cmn) (wèizēng)、豉
• 朝鮮語: 된장 ^(ko) <- 醬> (toen.jang)、왜된장 ^(ko) <倭 - 醬> (wae.doen.jang)（後者は、特に日本のを指す場合）
• ロシア語: мисо ^(ru) (míso) 中性 格変化なし

接尾辞

みそ

1. さげすんだり、あざけったりする意を表す。
   • 泣き味噌。弱味噌。

類義語

• 虫

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古典日本語

数詞

みそ【三十】

1. 三十。

熟語

• みそか(三十日)、みそじ(三十路)、みそとせ(三十年、三十歳)
• みそひともじ