もみじ

日本語

語源

中古日本語「もみぢ」 < 上代日本語「もみち」 < 動詞「もみつ」の連用形

発音

• (東京式) も​みじ [móꜜmìjì] (頭高型 – [1])
• IPA^(?): [mo̞mʲiʑi]
• (京阪式) も​みじ

名詞

語義1、2。赤く色づき始めたカエデ。

もみじ【紅葉, 黄葉】 (上代にはモミチと清音。上代は｢黄葉｣､平安時代以後｢紅葉｣と書く例が多い)

1. (植物学, 秋の季語) 晩秋に、赤や黄に色づいた葉。秋の季語。
2. (木) カエデの異名。特に、赤く色づいたカエデの葉を指していう。
3. (肉, 俗語) 鹿肉の俗称。
4. (近畿方言) 麦の麩｡

語源

語義1、2

動詞もみずの連用形から、名詞化したもの。

語義3

鹿には紅葉が取り合わせであることから。その起源は猿丸太夫の「奥山に もみじ踏み分け 鳴く鹿の 声きくときぞ 秋は悲しき」という歌からとも、さらには、この歌をモチーフとした花札の柄からとも。

翻訳

語義1

• 英語: autumnal tints, scarlet-tinged leaves/red leaves

語義2

• 英語: maple

関連語

• 成句: 紅葉のような手
• 成句: 紅葉を散らす