わ 教科書体
書き順
変体仮名、王

日本語 編集


名詞 編集

  1. 丸いもの、外周部。

複合語 編集

助詞 編集

終助詞用言助動詞終止形に接続)

  1. (多く女性語。また方言)軽い感動を表す。
    • お母さま、マサ子のお豆に花が咲いている。(太宰治 『おさん』)
  2. (多く女性語。また方言)意志を表す。
    • 「とめ子さんは、自分の家の前の雪を消せばいいだろう。」/「じゃ、そうする。」(小川未明 『雪消え近く』)
  3. (多く女性語。また方言)推量を表す。
    • ねえ、栄さんは芳古堂でも指折りの腕を持っているでしょう、こんどの話がなくっても、いつかはきっと売れっこの職人になる、(山本周五郎 『さぶ』)
  4. 断定を避ける女性的表現を表す。
    • 「知らない」 継子は下を向いて答えた。(夏目漱石 『明暗』)
  5. 強調して列挙する。
    • さらに驚くべきことには、十八の金次が豆奴という半玉とできている、十七の正平が染丸という姐さんに可愛がられている、出る、出る、ほじくればキリがないやね。(坂口安吾 『明治開化 安吾捕物 その二 密室大犯罪明暗』)

語源 編集

接尾辞1 編集

  1. 及びうさぎの頭数を表す助数詞。撥音のあとでは「ば」、促音のあとでは「ぱ」になることがある。

接尾辞2 編集

  1. たばねたもの数を表す助数詞。促音のあとでは「ぱ」になることがある。

文字コード 編集