トーク:ひづめ

最新のコメント:8 年前 | トピック:駿馬について | 投稿者:Mtodo

駿馬について 編集

ShikiHでございます。この語に「駿馬」という意味を載せるかどうかについて若干のもめごとがあるようなので、意見を述べます。

記事本文のコメント行で見られますが、『源平盛衰記』では蹄が駿馬八匹をさすことは明らかです。しかし指せばそれでよいのかについては疑問があります。例えば次のような文が絵本にあったとします。

(1) 王様はカスタードクリームを食べすぎて、いっぱい虫歯ができてしまいました。

絵本の前の方にさかのぼってみると、「王様はシュークリームが大好き」なんだそうです。じゃあこの「カスタードクリーム」の語義にに「シュークリーム」を加えるべきか。そう思う人は少ないでしょう。では次の例

(2) 太郎は店の暖簾を守ろうと、懸命に働いた。

暖簾に「(商店などの)伝統・格式」と書くのはまずいだろうか。そんなことはない。むしろ載せるべし。修辞法として、物事の一部を以て全体を表す比喩的表現は提喩などとも呼ばれる表現の一つですが、そのような使い方の頻度が高ければ語義を載せる、低ければ載せない。よってどうもこの一例しか見当たらないとなれば、載せない方が良いかもしれません。しかしウィクショナリの編集者にはそのような判断は求められていないし、許されてもいない。「有力な辞書にあれば、載せよ」が方針でしょうから、私はそれに従います。--ShikiH (トーク) 2015年6月23日 (火) 08:41 (UTC) 句読点、文字を訂正。--ShikiH (トーク) 2015年6月23日 (火) 14:14 (UTC)返信

よく分からない話ですね。確かに、Wiktionary:著作権切れ辞書の一覧#大辞典(平凡社)で、第2義に「転じて駿馬を言う」とあり、「源平盛衰記」の当該箇所が引かれています。それに従ったのか、「大辞泉」「大辞林」「日国」も同箇所を例として「駿馬」の義としています。ところが、「日国」は第2義に「(1)(体の一部としてのひづめ)のある動物」として、その延長として第3義に「駿馬」としています。これは理解しやすい記述ですが、これに照らし、当該「源平盛衰記」の「昔周帝は八匹の蹄を愛して」に当てはめると「昔周帝は八匹の駿馬を愛して」でなくても「昔周帝は八匹のを愛して」でも意味合いは通ると思います。
例えば、「武士は貧しくても駿馬を持つべきである」と言う文章(でたらめだが、「士、貧しきと雖も、蹄備るべきなり」あたりか)があって、その由来が「源平盛衰記」の当該箇所だと言うなら分かりますが、この例文で「蹄=駿馬」とするのは無理がある気はしますね。--Mtodo (トーク) 2015年6月27日 (土) 15:54 (UTC)返信
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