変 哲（へんてつ）
- 変わったことや、違っていること。また、そのような点。
- 「三十六の瓢箪を自分の手で穴に埋め、その上に『瓢箪塚』と彫った石を押っ立て、坊主が三人にお客が五十人ばかり、引導を渡して有難いお経を読んで貰って、それから平石へ行って一と騒ぎの上、桜餅を土産に帰って来ただけのことで、何の変哲もありゃしません」/「ところが変哲なことになったんだ、――その瓢々斎が昨夜死んだとしたら、どんなもんだ」（野村胡堂「銭形平次捕物控 瓢箪供養」）
形容動詞
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活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
| 意味 |
語形 |
結合
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| 推量・意志 |
変哲だろう |
未然形 + う
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| 過去・完了 |
変哲だった |
連用形 + た
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| 否定形 |
変哲でない |
連用形 + ない
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| 自動詞化 |
変哲になる |
連用形 + なる
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| 言い切り |
変哲だ |
終止形のみ
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| 名詞化 |
変哲なこと |
連体形 + こと
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| 仮定条件 |
変哲ならば |
仮定形 + ば
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| 様態 |
変哲そうだ |
語幹 + そうだ
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