ဆ

文字

1. ビルマ文字 ^(wp)の7番目。インド系文字 ^(wp)という観点からすれば cha にあたるが、ビルマ語における単体での発音は /sʰa̰/^(音声) で、モン語 ^(wp)における単体での発音はミャンマーを中心に調査を行ってきた Jenny のデータによれば /chaʔ/ である（参考: タイのサンクラブリー郡出身の話者による発音）。またビルマ語ではこの文字を ဆလိမ် ^(my) (chalimʻ) /sʰa̰ lèʲɰ̃/ サ・レイン〈ねじれた ဆ〉と呼ぶ。

文字情報

• Unicode
  • 16進: 1006 ဆ
  • 10進: 4102 ဆ

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パーリ語

数詞

ဆ (cha)

1. cha のビルマ文字 ^(wp)表記。

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ビルマ語

発音

• IPA(?): /sʰa̰/（「サ」）

動詞

ဆ (cha)

1. 手に持って重さを確かめる。
2. 推察する。推量する。

派生語

• 〔動詞〕တွေးဆ (tveʺcha)
• 〔動詞〕နှိုင်းဆ (nhuiṅʻʺcha)
• အဆ (ʼacha)〈倍〉
  • ဆတူ (chatū)
  • 〔名詞〕ဆတိုးကိန်း (chatuiʺkinʻʺ)
  • 〔副詞〕ဆတက်ထမ်းပိုး (chatakʻthamʻʺpuiʺ)
  • 〔動詞〕ဆပွား (chapvāʺ)

参照

語義2:

• မှန်း (mhanʻʺ)

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モン語

発音

• 〔ミャンマー; タイ、パークレット郡クリアン方言〕IPA(?): /chaʔ/（「チャッ」）

• 音声

  (ファイル)

語源1

助詞・副詞

ဆ (cha)

1. だけ。のみ。ばかり。
   • ဆညးမွဲဂွံအာ (cha ñaḥ mway gwaʼ ʼā) - 一人だけが行ける
2. さえも。
3. 丁度…だけ。…の分（ぶん）だけ。

代名詞

ဆ (cha)

1. 何でも。何（なん）であろうが。何であろうと。何だろうが。何だろうと。
   • ဆမနွံ - 何があっても、一切合切
2. 〔コッチャイク方言〕誰でも。

接続詞

ဆ (cha)

1. 〔パークレット郡クリアン方言〕…するや否や。
2. 〔パークレット郡クリアン方言〕が。しかし。

語源2

cf. ビルマ語 အဆ (ʼacha)「倍」

名詞

ဆ (cha)

1. …倍。
   • ပိဆ (pi cha) - 三倍

語源3

cf. ビルマ語 ဆ (cha)「手に持ち重さを確かめる」。

動詞

ဆ (cha)

1. 手に持って重さを測る。
2. 〔တော်ဆ (tokcha) /tok cʰaʔ/ の形で〕相談する。意見を出しつつ検討する。