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いかん
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いがん
も参照。
目次
1
日本語
1.1
語源1・用字
1.1.1
名詞
1.1.2
副詞
1.2
語源2
1.2.1
成句
1.3
同音異義語
日本語
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語源1・用字
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いかん
【
如
何
、
奈
何
】
「
いかに
」の
転訛
。
名詞
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物事の
なりゆき
や
状況
。
もし
詳か
に
吾が
宗教
、吾が
政治
、吾が
思想
、吾が
学術
を
究察
する時は、
遺憾
ながらも、吾は
優勝劣敗
の
舞台
に立つて
遜色
なき事
能はず
、
未来
に於て我
豊葦原
の
民族
の
消長
いかん
は、今之を断ずることを得ざれども、此儘にして推し行かば、遂に
自然
の
結局
を
奈何
ともすべきなからむか。(
北村透谷
『一種の攘夷思想』)
ただし
余
は
文部省
の
如何
と、
世間
の
如何
とに
かかわらず
、余自身を余の
思い通
に認むるの自由を有している。(
夏目漱石
『博士問題の成行』)
副詞
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(多くは被修飾用言を省略して疑問又は反語表現)どのようか。
予は
即座
に
自殺
を
決心
したれども、予が
性来
の
怯懦
と、
留学
中
帰依
したる
基督
教の
信仰
とは、
不幸
にして予が手を
麻痺
せしめしを
如何
。(
芥川龍之介
『開化の殺人』)
語源2
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「いかぬ(<「
いく
」の未然形+打消しの助動詞「
ぬ
」)」の
転訛
。
成句
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いかん
【
不可
:
まれ
】
(口語、男性語、西日本の方言)いけないこと、だめなこと。
また一方では、同じく「
正直
」から
出立
して、親の
臑を噛っている
のは
不可
(
いかん
)、
独立独行
、誰の恩をも被(き)ては
不可
、となる。(
二葉亭四迷
『予が半生の懺悔』)
「
こら
、騒いでは
いかん
。騒ぐではない。」 将軍は
陣地
を見渡しながら、やや錆のある声を伝えた。(
芥川龍之介
『将軍』)
同音異義語
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いかん
【
位冠
】
冠位
または
位階
を
示した
冠
(
かんむり
)
。
【
位官
】
位階
と
官職
。
【
偉観
】
素晴らしい
眺め
。
【
医官
】
医務
を
担当
する
官吏
。
【
囲環
】
周囲
を
取り巻く
こと。
【
尉官
】
大尉
・
中尉
・
少尉
の
総称
。
一尉
・
二尉
・
三尉
の総称。
【
異観
】
珍しい
眺め
。
【
移監
】
囚人
を
他
の
施設
に
移す
こと。
【
移管
】
管理
や
管轄
を
他
に
渡す
こと。
【
衣冠
】
衣服
と
冠
(
かんむり
)
。
【
遺憾
】そうなるように
努めた
ものの、
期待
した
結果
が
得られず
悔い
を
残す
こと。