日本語 編集

名詞 編集

おじゃん

  1. 成功する見込みや、本来の機能果たす見込みが、すっかりなくなった状態
    • 1943年、新美南吉「いぼ」[1]
      第三に、やはりだちんがもらえなかったので、雑誌や模型飛行機の材料を買う夢が、おじゃんになってしまいました。
    • 1985年、富田倫生「パソコン創世記」[2]
      IBM仕様の八〇桁のカードに、穿孔機のキーボードを叩きながらガチャガチャ穴をあけていく。これをコンピューターに読ませることになるのだが、一つでも穴をあけ間違えるとカードごとおじゃん。最初から、カードを作りなおすはめになる。
    • 2004年、山本拓、第159回国会衆議院[3]
      さっきの話じゃないですが、最近の機械設備、ハイテクコンピューターも多用していますから、ハイテク機械というのは本当に水に弱いんですね。だから、それが、設備して、借金して買ったものがまたこれがオジャンになっちゃう。

類義語 編集

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  1. 青空文庫(2005年6月15日作成)(底本:「童話集 ごんぎつね|最後の胡弓ひき ほか十四編」講談社文庫、講談社、1988年1月30日第30刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/45212_18764.html
  2. 青空文庫(1997年9月5日公開、2013年8月16日修正、CC BY 2.1 JP公開)(底本:「エキスパンドブック版 パソコン創世記」ボイジャー、1995年2月)https://www.aozora.gr.jp/cards/000055/files/365_51267.html 2020年8月23日参照。
  3. 「第159回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第8号 平成16年7月29日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=115904339X00820040729&spkNum=20&single 2020年12月16日参照。