かんがみる【鑑みる】
- 現状を把握する。考慮する。
- 現状を鑑みる。
- 仰願は内海外海の竜神八部、臣が忠義を鑑て潮を万里の外に退け、道を三軍の陣に令開給へ。(太平記、第十巻 1370年)
- 他の例と照らし合わせて考える。
- 前例に鑑みる。
- それから衣服はどれも裾長に着て、舳へ立っている女の姿に鑑みると、足は内わで、襟を厭味でない抜き衣紋にしている。(柴田流星『残されたる江戸』「人情本と浮世絵」1911年)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
否定 | かんがみない | 未然形 + ない |
意志・勧誘 | かんがみよう | 未然形 + よう |
丁寧 | かんがみます | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | かんがみた | 連用形 + た |
言い切り | かんがみる | 終止形のみ |
名詞化 | かんがみること | 連体形 + こと |
仮定条件 | かんがみれば | 仮定形 + ば |
命令 | かんがみろ かんがみよ | 命令形のみ |