日本語 編集

形容動詞 編集

ざっくばらん

  1. 心中曝け出し包み隠さないさま。あけすけ
    • 「けしからぬ。これはひどく下品になって来た。よろしい。それではこちらも、ざっくばらんにぶっつけましょう。一尺二十円、どうです。」――太宰治 (1943年). “図書カード:黄村先生言行録”. 青空文庫. 2023年7月30日閲覧。
    • 人の好さそうな小さい目、実行力のある大きな唇、源一は、この人の前に、ざっくばらんに事情をぶちまけた。――海野十三. “図書カード:一坪館”. 青空文庫. 2023年7月30日閲覧。
  2. 無造作であるさま。ざっかけない
    • 頂上内院火口の西壁、剣ヶ峰の側からなぎ落されて、直線に突き切ること三里、力任せにたち割った絶壁の斜面に、墜石崩石は、ざっくばらんにほうりだされている。――小島烏水 (1927年). “図書カード:不尽の高根”. 青空文庫. 2023年7月30日閲覧。
    • 江戸前寿司は簡単で、ざっくばらんな調理法を用い、お客の目の前で生きのいいところをみせ、感心させながら食べさせるところに特色がある。――北大路魯山人 (1952年). “図書カード:握り寿司の名人”. 青空文庫. 2023年7月30日閲覧。

派生語 編集