たはく
古典日本語
編集語源
編集- 起源不明語幹である「たは」+意味が不確接頭語である「く」
発音
編集四拍動詞二類(?)
動詞
編集たはく【戯く】
- (性行為) 正常でない、また常識にはずれたことをする。特にみだらなことをする。ふしだらな行ないをする。たわしる。
- 王母(こきしのいろね)と相婬(タハケ)て、多に行無礼(ゐやなきわさ)す《書紀 応神二五年(熱田本訓)》
- ふしだらな行いをする。
- 軽大郎女にたはけて(古事記 允恭)
- たわむれる。ふざける。ばかなことをする。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- おのがままのたはけたる性はいかにせん(雨月物語 吉備津の釜)
- 五日前より奥に夫婦並んでじや、たはけたことぬかすまい《浄瑠璃・傾城反魂香 中》
活用
編集カ行下二段活用 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
たは | け | け | く | くる | くれ | けよ |