日本語

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形容詞

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にゃー

  1. にゃあ異表記別形
    • 私の住んでいた、富士山近辺の土地の言葉で言えば、“こなもん、見たこともにゃーよ”というとこでしょう。(海洋科学技術センター情報管理室『JAMSTEC』5(2)(18))〔1993〕[1]

名詞

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にゃー

  1. にゃあ異表記別形
    • ニャーがたまをとりよるねー(土居重俊, 浜田数義『高知県方言辞典』)〔1985〕[2]

助動詞

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にゃー

  1. にゃあ異表記別形
    • 尾島も「まさかニューギニアでこんな苦労をするとはわからなんだから、わしア日本産でない作物のこたアあんまりしらにゃーよ」ということだった。(作家社『作家』(260))〔1970〕[3]

助詞

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にゃー 接続助詞終助詞

  1. にゃあ異表記別形
    • 今からお前は、ひけ目を感じて生活をせにゃーならないと思う(北尾逸男『春や昔 : わが半生記』)〔1974〕[4]
    • 誰が行こうニャー(広戸惇, 矢富熊一郎『島根県方言辞典』)〔1963〕[5]

連語

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にゃー 格助詞+副助詞

  1. にゃあ異表記別形
    • 返す時にゃー、傷めた所を、よう、まどうてからに、せーよ。(山口県文化史編纂委員会『山口県文化史外篇』)〔1952〕[6]

感動詞

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にゃー

  1. にゃあ異表記別形
    • 玄関に いつも迎えに来てくれる、にゃーと鳴く声、わたし浮きうき(池原楢雄『現代女生徒万葉集』)〔1981〕[7]
    • あのニャー(土居重俊, 浜田数義『高知県方言辞典』)〔1985〕[2]
  1. 海洋科学技術センター情報管理室 編『JAMSTEC』5(2)(18),海洋科学技術センター情報管理室,1993-04. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2359260 (参照 2024-10-20)
  2. 2.0 2.1 土居重俊, 浜田数義 編『高知県方言辞典』,高知市文化振興事業団,1985.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12449400 (参照 2024-10-20)
  3. 作家社 [編]『作家』(260),作家社,1970-09. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2367005 (参照 2024-10-20)
  4. 北尾逸男 著『春や昔 : わが半生記』,酔心,1974.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12230693 (参照 2024-10-20)
  5. 広戸惇, 矢富熊一郎 編『島根県方言辞典』,島根県方言学会,1963. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2504075 (参照 2024-10-20)
  6. 山口県文化史編纂委員会 編『山口県文化史外篇』,山口県知事公室文化弘報課,1952. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2460948 (参照 2024-10-20)
  7. 池原楢雄 編『現代女生徒万葉集』,香切火発行所,1981.5. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12164611 (参照 2024-10-20)