わたくしごと
日本語
編集名詞
編集- 世間や社会へ公開されたり、他人によって決められたりしない、あるいはすべきではないものと考えられている、個人に係わることがら。わたくしこと。私事。
- 1940年-1941年、海野十三「爆薬の花籠」[1]
- いえ、会社のことではなく、わたくしごとでございますが、いつやら、ちょっとお話しました娘さんのところへ、ただ今、いっておりましたのですが、今日はどういうものか、娘さんのようすがへんなのでございます、なにか、あの娘さんの身の上に、危難があるように感じましたの。
- 1946年、宮本百合子「公のことと私のこと」[2]
- これまで、一家の食事ということは、どこの家でもかかされないことだのに、どういうわけか、めいめいの私事という風に考えられて来ました。
- 2019年、奥増夫訳、フレッド・M・ホワイト「黄金薔薇」[3]
- 出来ることからやる。でもババのことは言いたくない。わたくしごとだからだ。
- 1940年-1941年、海野十三「爆薬の花籠」[1]
翻訳
編集註
編集- ↑ 青空文庫(2006年6月27日作成)(底本:「海野十三全集 第7巻 地球要塞」三一書房、1990(平成2)年4月30日第1版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/3233_23563.html
- ↑ 青空文庫(2003年9月14日作成)(底本:「宮本百合子全集 第十六巻」新日本出版社、1986(昭和61)年3月20日第4刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3442_12348.html
- ↑ 青空文庫(2019年6月7日作成、CC BY 2.1 JP公開)(底本:Fred M. White. The Golden Rose. Ward Lock & Co, London, 1913)https://www.aozora.gr.jp/cards/002043/files/59880_68320.html