わたつみ 【海神, 綿津見】
- 海におわす神。
- 海。
- 「わた(さらに古形は「わだ」)」は海の非常に古い語形、「つみ」は同系語に、山の神を意味する「やまつみ(cf.オオヤマツミ)」等が見られるように、「つ」は同格の助詞「の」の古形であり、「み」は神霊を意味する。なお、「わた」の語源は、現代朝鮮語「바다(/pada/ 海)」の祖語であるとの説もあるが根拠が無い。
わたつみ 【綿摘み】
- 綿花を摘み取ること。(秋の季語)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
わたつみしない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
わたつみせず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
わたつみされる |
未然形 + れる
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丁寧 |
わたつみします |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
わたつみした |
連用形 + た
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言い切り |
わたつみする |
終止形のみ
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名詞化 |
わたつみすること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
わたつみすれば |
仮定形 + ば
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命令 |
わたつみしろ わたつみせよ |
命令形のみ
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