日本語 編集

名詞 編集

  1. アラビア語や世界中のイスラム教を受け入れた人々の様々な言語を記述するのに使われる、文字体系の類型としてはアブジャドに属する文字。アラム文字から派生したナバテア文字を起源とし、イスラム教の聖典であるコーラン(クルアーン)などで用いられ、イスラム教を受け入れたインド・ヨーロッパ語族であるペルシャ語ウルドゥー語や、テュルク諸語であるウイグル語(但し、ウイグル文字ではない)などで、各国語の固有の発音にあわせた表記法を補って筆記・印刷に用いられており、かつては、トルコ語マレー語スワヒリ語などにも用いられていた。

特徴 編集

  1. 必ず右から左に横書きし、原則として文字と文字を漢字の草書やラテン文字の筆記体のように続け書きにする。
  2. 基本的に子音を表す文字からなっており、短母音を文字によってあらわさない。ただし、初学者の学習のためや、外来語の表記などの用途のために、補助的にシャクルとよばれる母音を表す記号も用いる。

翻訳 編集

アラビア文字の一覧 編集

単独形:語頭・語中・語尾において各々又は一部で形状を異にする。

名称 alif ba ta tha jim ha kha dal dhal ra
文字                    
名称 zayn sin shin Sad Dhad Ta Za ayn ghayn fa
文字                    
名称 qaf kaf lam mim nun ha waw ya    
文字                    
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