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名詞

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ダイア

  1. (表記の揺れ)「ダイヤ」を参照。
    • 私の部屋の天井には、これも私の発案作成に依る、大星座図が貼りつけられて、月々に依つて、その星座の隠見自存に工夫されてゐるもので、恰度W形のカシオペイア座が、きらびやかな翼をマールの花のやうに伸し、「ダイア」の女王がその花に凭つてゐるかのやうに目醒ましい秋の終りに近い晩であつた。(牧野信一『ラガド大学参観記』)〔1930年〕
    • そして処々に出来たひびのような氷の筋や無数の小さい泡粒や、それから唐草模様の緑の葉の一つ一つが、強い橙色の電光を受けて、微妙な神秘な光を発しているさまは、まるで世界中のダイア水晶翡翠琥珀を一つに溶かして、その沸騰最中を急に冷却して固めたように美しかった。 (妹尾韶夫『凍るアラベスク』)〔1928年〕
    • 毎日々々改札口に出て何かとサービスをするし困難なダイアを瞬時にして作るやら、他線との賃銀の算定やら、とに角、入社当時既に運輸課長以上の腕があった (大阪時事新報 1936.9.8-1936.9.11(昭和11))〔1936年〕