トーク:おおい

最新のコメント:13 年前 | トピック:(雑感)言葉は面白い | 投稿者:TAKASUGI Shinji

(雑感)言葉は面白い

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TAKASUGI Shinjiさん、大変面白い話ですね。確かにそうで気がつきませんでした。

これは、「おおきい」「ちいさい」も、実はその性質を持っているのかなあと思いました。限定用法としては、「大きい~」と言うより、「大きな~」とした方が、こなれているのではないでしょうか。

  • 彼がこの分野に残した影響は大きい。
  • →彼は、この分野に大きい影響を残した。/彼は、この分野に大きな影響を残した。

ただ、ご自分でもお気づきかもしれません、ちょっと説明が舌足らずである気がします。「多いは名詞を直接修飾することはできない。」では、連体修飾用法がないととられそうですが、連体修飾用法自体はありますよね。

  • あの政権は敵が多い。
  • →敵が多い政権であったが長期のものとなった。

たぶん、TAKASUGI Shinjiさんがおっしゃりたいのは、「Xはa(形容詞)(X=a)」に対応した「aX」と言う表現ができないと言うことなんでしょうが、「XはYがa(形容詞)(X≠a)」に対応した「(Yがa)X」という表現は可能ですね(ここが、「直接」と書かれているところなんでしょうが)。そこの誤解を招かない表現ができればいいのですが。

なお、これは、例の「象は鼻が長い」構文ですね(中国語だと主述述語文と言うらしいのですが、日本語文法だと何か特定の名称があるのでしょうか)。「おおい・すくない」に閉じた話ではなく、意外と日本語の特質にかかわる話なのかもしれません。日本語学会では有名な話かもしれませんが、素人には興味深いです。--Mtodo 2011年11月19日 (土) 04:32 (UTC)返信

直接修飾できない、というのは、おっしゃる通りその名詞が多いという意味では使えないということです。そのため、例文に「問題点が多い計画」を入れてありました。
大きい大きな はまた別の問題のようです。この二つは完全な同義語ではなく、前者は同類のものに比べて大きいという意味で、後者は抽象的だったり、あるいは人間と比べて本当に大きい、という意味であるようです。例えば「大きい大きい桃が流れてきた」だと、せいぜいスイカくらいの桃の感じがしませんか。桃太郎の桃は、「大きな大きな桃」でしょう。 — TAKASUGI Shinji () 2011年11月20日 (日) 02:04 (UTC)返信
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