一衣帯水
日本語
編集成句
編集由来
編集- 【白文】 我為百姓父母、豈可限一衣帯水、不拯之乎
- 【訓読文】 我、百姓の父母たるに、豈(あ)に一衣帯水を限り、之を拯(すく)はざるべけんや。
- 【現代語訳】 私は、民衆の親の立場にあって、どうしてあんな細い川(揚子江)で隔てられているからと言って、その民を救わないでいられようか。
- 【解説】中国南北朝時代南朝陳第5代皇帝後主は、大変暗愚な主君であり国力が衰え民衆は困窮していた、そのような中で北朝隋の皇帝文帝が、南下して陳に攻め入るときに言った言葉。
脚注
編集- ↑ NHK放送文化研究所・編『NHK 日本語発音アクセント辞典 新版』日本放送出版協会、2005年、48頁。ISBN 4-14-011112-7
- ↑ 金田一春彦・監修、秋永一枝・編『新明解日本語アクセント辞典』三省堂、2001年、43頁。ISBN 4-385-13670-X