日本語 編集

動詞 編集

する (かいする)

  1. (自動詞) 一定の目的をもって人が集まる。
    • 1938年、古川緑波「古川ロッパ昭和日記」[1]
      夜は、久しぶりの阿部豊、十何年ぶりの溝口健二、田中三郎と会し、いつ迄たっても好きな映画道の話に、二時近くなった。
    • 1954年、梅崎春生「ボロ家の春秋」[2]
      すると陳さんは且つは驚き、且つは相好をくずして、芸術家がかくも一堂に会するはめでたいことだなどと言いながら、野呂のコップにもせっせと老酒を注いでやりました。

活用 編集

会-する 動詞活用表日本語の活用
サ行変格活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形


する する すれ せよ
しろ
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
否定 会しない 未然形 + ない
否定 会せず 未然形 +
自発・受身
可能・尊敬
会される 未然形 + れる
丁寧 会します 連用形 + ます
過去・完了・状態 会した 連用形 +
言い切り 会する 終止形のみ
名詞化 会すること 連体形 + こと
仮定条件 会すれば 仮定形 +
命令 会せよ
会しろ
命令形のみ

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  1. 青空文庫(2013年4月12日作成、2013年8月28日修正。底本:「古川ロッパ昭和日記〈戦前篇〉 新装版」晶文社、2007(平成19)年2月10日初版)https://www.aozora.gr.jp/cards/001558/files/52692_50602.html
  2. 青空文庫(2016年2月3日作成。底本:「ボロ家の春秋」講談社文芸文庫、講談社、2000(平成12)年1月10日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001798/files/56779_58208.html