日本語 編集

慣用句 編集

俎上載せる(そじょうにのせる)

  1. 批評考察などの対象として取り上げる
    • もし作者が、「静子」が犯人であることに疑いをはさむなら、そして大江春泥に対して疑いをもつ理由が十分にあるのなら、もう一度、大江春泥を俎上にのせて事件の再分析をして見るべきである。(平林初之輔『「陰獣」その他』)〔1928年〕[1]
    • 俎上に載せられたのは、麗水、桂月、天随、花袋、孤雁及び私であったが、一番ほめられたのが花袋と桂月で、当たらずさわらずのところが麗水、孤雁、最も手ひどくやっつけられたのが天随と私で、ことに私はひどく攻撃せられた。(小島烏水『紀行文家の群れ』)〔1936年〕[2]

関連語 編集

脚注 編集

  1. 青空文庫(2010年10月28日作成)http://www.aozora.gr.jp/cards/000221/files/48007_41354.html 2018年1月27日参照。底本:「平林初之輔探偵小説選※()〔論創ミステリ叢書2〕」論創社、2003年11月10日初版第1刷。
  2. 青空文庫(2000年11月27日公開、2003年6月24日修正)http://www.aozora.gr.jp/cards/000027/files/1461_11100.html 2018年1月27日参照。底本:「アルピニストの手記」平凡社ライブラリー、平凡社、1996年12月15日初版第1刷。