利用者:エリック・キィ/テンプレート名と言語名の衝突一覧

現行のテンプレートの名称とISO 639-3による言語名表記とが衝突している事例の一覧

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テンプレート名 テンプレートの機能 衝突する言語名 備考 対処
テンプレートについて 言語について
{{adj}} 「形容詞」と表示 アジュクル語 (wp) {{adjective}}のリダイレクト 英語版低地ドイツ語版フランス語版ポーランド語版に該当言語のカテゴリが存在 注意書きのみ
{{ant}} 「対義語」と表示 Antakarinya dialect リダイレクトとして{{Antonym}}が存在
{{def}} 限定」と表示 Dezfuli dialect
{{mid}} レイアウトの中間区切り マンダ語 (wp) 英語版フランス語版マラガシ語版リトアニア語版に該当言語のカテゴリが存在 注意書きのみ
{{mod}} 「修飾詞」と表示 Mobilian Jargon トキポナ用テンプレート
{{mpl}} 男性/複数」と表示 Middle Watut language {{m}} {{p}}の記述でもほぼ同内容の表示が可;
英語版において同じ機能を果たす記述は{{g|m-p}}
{{npl}} 中性/複数」と表示 Southeastern Puebla Nahuatl language {{n}} {{p}}の記述でもほぼ同内容の表示が可;
英語版において同じ機能を果たす記述は{{g|n-p}}
ナワトル語の一種
{{num}} 「数詞」と表示 ニウアフォオウ語 (wp) 英語版フランス語版リトアニア語版ロシア語版に該当言語のカテゴリが存在; 日本語版においても1項目が存在(vai) {{-num-}}
{{rel}} 「関連語」と表示 レンディーレ語 (wp) リダイレクトとして{{Related terms}}が存在 フランス語版に該当言語のカテゴリが存在 注意書きのみ
{{see}} 類似する表記を持つ項目への誘導 セネカ語 (wp) リダイレクトとして{{see2}}{{also}}が存在、このうち前者は独立したテンプレートであったが後にリダイレクト化 英語版フランス語版マラガシ語版リトアニア語版に該当言語のカテゴリが存在 他利用者により引数の有無で機能が変化する仕様に変更(Special:Diff/814943/next)。
{{sep}} 「分離符」と表示 Sucite language トキポナ用テンプレート
{{syn}} 「類義語」と表示 Senaya language リダイレクトとして{{Synonyms}}が存在 英語版フランス語版に該当言語のカテゴリが存在、但し英語版は項目なし
{{tem}} 日本語の「テンプレート」が英語のtemplateにあたる事を明示 テムネ語 (wp) 2015年8月17日現在、161種のテンプレートにより参照されている フランス語版に該当言語のカテゴリが存在; シエラレオネ (wp)における主要言語の一つ 注意書きのみ
{{top}} レイアウトの開始 Papantla Totonac スペイン語版フランス語版リトアニア語版に該当言語のカテゴリが存在

現状について

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 現在英語版においては項目に用いられる言語名はモジュールによる一括管理がなされ、上記の様な衝突の問題が生じる事はない。しかし日本語版においてはまだシステムがモジュール式に切り替わっておらず、言語名テンプレートは{{head}}等によるカテゴリ付けや{{etyl}}により語源節の情報を記す際に必須の存在であり続けている。さらにその上訳語集を他言語版(とりわけ英語版)より移植した際等の表示エラーを回避するための措置として新たにテンプレートが作り出されてさえいる、というのが現状である。

検討中の対処法

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新たに該当言語の項目を作成する場合

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 もし上記の言語テンプレートを作成する際には1. ISO 639-3コードの両端に「-」を付加したものを名称とする(例: {{-tem-}})。これならば従来通り{{head}}{{infl}}によるカテゴリ付けが可能となる。なお、この方法により作成されたテンプレートは以前に使用非推奨とされWiktionary:削除依頼/2009年11月で一斉削除処分がなされているがこれはテンプレート自体に節用の「=」が含まれていた為であり、今後その様な書式による作成手法を避けるのであれば「-」をテンプレートの名称に用いる事自体に問題はない、という理解である。余談となるが、現にポルトガル語版においてもこの手法による項目作成が現在も行われている模様である。しかし、この場合の欠点として{{etyl}}{{l}}を用いる際に入力方法に気をつけねばならないという事が挙げられる。これらのテンプレートは言語表記テンプレートを読み込んで作動している為、各解説ページに特定の言語コードを扱う際の注意書きを書き加えて周知を図るのは当然取るべき措置となる事であろう。

 更に日本語版において英語版と同様のモジュール式への将来の移行を本格的に考えるのであれば、そもそもこれ以上の言語名テンプレートの新規作成は差し控えねばなるまい。その場合headやinflによる利便性は犠牲となるが、現時点の日本語項目と同様に2. 全て手入力によるカテゴリ付けを行う必要性に迫られるであろう。現に、問題の言語の一つニウアフォオウ語については既にvaiという項目が存在するが、専用の言語テンプレートは作成されずに直接カテゴリを指定する方法により対処がなされている。

編集室への議題提起および合意

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 Wiktionary:編集室/2015年Q3#テンプレート名と言語名の衝突にてMysteryPediaさんが当ページを契機として議題提起を行い、筆者との議論の結果案1.を採用する方針で合意が形成された。今後は合意内容に基づき、作業を進めていきたい所存である(例: {{num}}, {{-num-}})。

 また議論の過程において、仮に将来モジュール式への切り替えを行う場合でもそれまではテンプレート作成を続けた方が良いという意見が出された。確かに読者第一が個人的な基本原則ではあるものの、編集者にとっての利便性なども全く蔑ろにすべきではない観点であろう。

(2019年5月30日 (UTC) 追記)また、両立が可能であれば既存のテンプレートの機能を維持しつつ言語表記テンプレートとしての機能も搭載するという手段がある事をNaggy Nagumoさん{{see}}で示して下さった(参照: Special:Diff/814943/next)。