松尾芭蕉
与謝蕪村

日本語

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   松尾芭蕉 まつお ばしょう 仮名表記:まつお はせお)

  1. 江戸時代前期日本俳諧師俳人)。寛永21年(1644年) - 元禄7年(1694年)。本名松尾宗房( - むねふさ)本来俳号(wp)単に芭蕉別号桃青松尾桃青)。代表作として、紀行文では『おくのほそ道奥の細道)』が、俳句では「古池や蛙飛びこむ水の音」や「閑さや岩にしみ入る蝉の声」がある。

由来

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  • 幼名 - 金作(きんさく) :松尾金作。
  • いみな個人の本名) - 宗房(むねふさ) :松尾宗房。
  • 通称1 - 忠右衛門(ちゅうえもん)あるいは、忠左右衛門(ちゅうざえもん) :本名と合わせた形は、松尾忠右衛門宗房あるいは松尾忠左右衛門宗房(※以下同様)。
  • 通称2 - 藤七郎(とうしちろう)
  • 通称3 - 甚七郎(じんしちろう)、あるいは、甚四郎(じんしろう)
  • 俳号1 - 宗房(そうぼう)いみな音読みした号。伊賀国居住の俳号の一つ。寛文4年(1664年。21歳時)初出
  • 俳号2 - 桃青(とうせい)江戸日本橋居住期の俳号の一つ。戯号でない俳号として代表的。延宝3年(1675年。32歳時)初出。
  • 俳号3 - 芭蕉、はせを :江戸深川居住期(芭蕉庵時代)の俳号の一つ。天和2年(1682年。39歳時)初出。庵号「芭蕉庵」に由来する戯号であり、改まった場では用いなかった。
  • その他の俳号 - 坐興庵、栩々斎(くくさい)、花桃夭(かとうよう)、華桃園、泊船堂、芭蕉洞、芭蕉庵、風羅坊、釣月軒、夭々軒、素宣、土糞、杖銭、鳳尾、羊角、羽扇
  • かしこまった俳号 - 桃青、芭蕉桃青、武陵芭蕉散人桃青
  • 雅名 - 俳聖
  • 後世の呼称 - 松尾芭蕉(まつお ばしょう)

関連語

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