栄枯盛衰(えいこせいすい)
- 人や一族、組織には、栄える時もあれば衰えることもあるということ。特に、栄えていたものが、勢いを失う場合に用いる。
- 昔の人の上で見ても、生きている時に心をこめて作り上げた家が、死後に顧みる者もないような廃邸になっていることは、栄枯盛衰を露骨に形にして見せている気がしてよろしくないものだから、せめて私一代だけは六条院を荒らさないことにしたいと思う。(紫式部 與謝野晶子訳 『源氏物語 匂宮』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
栄枯盛衰しない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
栄枯盛衰せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
栄枯盛衰される |
未然形 + れる
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丁寧 |
栄枯盛衰します |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
栄枯盛衰した |
連用形 + た
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言い切り |
栄枯盛衰する |
終止形のみ
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名詞化 |
栄枯盛衰すること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
栄枯盛衰すれば |
仮定形 + ば
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命令 |
栄枯盛衰しろ 栄枯盛衰せよ |
命令形のみ
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