気の毒 (きのどく)
- 他人の苦痛や不幸を見聞きして心を痛めること。
- (サ変)迷惑をかけてすまなく思うこと。
- 「あれが保久呂天皇のミササギとは知らないものだから、こわしてしまって気の毒したが、その代りお前の命は助かったし濡れ衣もそそがれたからカンベンしてくれや」(坂口安吾『保久呂天皇』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
推量・意志 | 気の毒だろう | 未然形 + う |
過去・完了 | 気の毒だった | 連用形 + た |
否定形 | 気の毒でない | 連用形 + ない |
自動詞化 | 気の毒になる | 連用形 + なる |
言い切り | 気の毒だ | 終止形のみ |
名詞化 | 気の毒なこと | 連体形 + こと |
仮定条件 | 気の毒ならば | 仮定形 + ば |
様態 | 気の毒そうだ | 語幹 + そうだ |
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
否定 | 気の毒しない | 未然形 + ない |
否定(古風) | 気の毒せず | 未然形 + ず |
自発・受身 可能・尊敬 | 気の毒される | 未然形 + れる |
丁寧 | 気の毒します | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | 気の毒した | 連用形 + た |
言い切り | 気の毒する | 終止形のみ |
名詞化 | 気の毒すること | 連体形 + こと |
仮定条件 | 気の毒すれば | 仮定形 + ば |
命令 | 気の毒しろ 気の毒せよ | 命令形のみ |
気の毒(きのどく)
- 自分が苦痛に感じること。
- (現代語語義1)気の毒。
基本形 | 語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 | 活用の種類 |
気の毒なり |
気の毒 |
-なら |
-なり |
-なり |
-なる |
-なれ |
-なれ |
ナリ活用 |
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-に |
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