浪 漫(ろうまん、ロマン)
- 「ロマン」に漢字を当てたもの。
- 叙情的な理想。
- 変らず、身辺の良友の言を聴き、君の遠大の浪漫を、見事に満開なさるよう御努力下さい。(太宰治『砂子屋』)
- 漱石による当て字か?
- さて一方文学を攷察して見まするにこれを大別してローマンチシズム、ナチュラリズムの二種類とすることが出来る、前者は適当の訳字がないために私が作って浪漫主義として置きましたが、後者のナチュラリズムは自然派と称しております。(夏目漱石『教育と文芸――明治四十四年六月十八日長野県会議事院において――』1911年)
- 表現の写実にして取材の浪漫なるものあり。取材の写実にして表現の浪漫なるものあり。(夏目漱石『文学論』1907年)
- 普通話
- 國語: ㄌㄤˋ ㄇㄢˋ
- 広東語: long6maan6
- 閩南語: lōng-bān
浪 漫
- ロマンティックな