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#('''せきし''')
##[[乳児]]、[[あかんぼう|赤ん坊]]の漢語表現。
##:*有信は旗本伊沢の家に[[妾腹]]の子として生れた。然るに父の[[正室]]が妾を嫉んで、害を'''赤子'''に加へようとした。有信の{{ruby|[[乳母]]|にゅうぼ}}が懼れて、幼い有信を抱いて麻布長谷寺に逃げ匿かくれた。([[w:森鴎外|森鴎外]]『伊沢蘭軒』)
##(比喩)[[人民]]。
##:*アジヤ諸国においては、国君のことを民の父母と言い、人民のことを[[臣子]]または{{ruby|'''赤子'''|せきし}}と言い、政府の仕事を[[牧民]]の職と唱えて、支那には地方官のことを何州の牧と名づけたることあり。([[w:福沢諭吉|福沢諭吉]] 『[[w:学問のすすめ|学問のすすめ]]』)
##:*[[龍顔]]はくもって、はたと、ご[[苦悶]]のいろかのように仰がれた。[[七歩の才|七歩ノ詩]]は[[聖慮]]にとり決してご愉快な詩であろうはずがない。万民は{{ruby|'''赤子'''|せきし}}とか。たとえ、どういう御理想によろうが、たたかいは帝王の最大な罪と御自身責められているはずである。戦とは――豆ヲ煮ニルニ豆ノ豆ガラヲ{{ruby|燃|タ}}ク――ようなもの。また――{{ruby|本|モト}}コレ根ハ{{ruby|同|ヒト}}ツカラ生ジタモノ――。どんなたたかいにせよ、{{ruby|'''赤子'''|せきし}}の殺し合いは、それだけでも最大な御[[悲嘆]]でなければならない。([[w:吉川英治|吉川英治]] 『私本太平記 風花帖』)
#「'''[[あかご]]'''」の漢字表記。