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:: ありがとうございます。ローマ字が基本なのですね。 — [[User:TAKASUGI Shinji|T<small>AKASUGI</small> Shinji]] ([[User talk:TAKASUGI Shinji|話]]) 2015年11月17日 (火) 02:19 (UTC)
 
会不会写不出来呢? --[ [使用者: usagiuma|usagiuma ] ] ( [ [使用者谈话: usagiuma |谈话] ] ) 2015年11月11日(星期三) 14:45 ( utc )
== 「学名」を「多言語」とすることの可否について ==
 
[[user:英雄|英雄]]氏が学名に関し、従来、「ラテン語」としていたものを「多言語」に分類替えされています。
 
確かに、学名自身は使用される言語系に係りなく「言語横断的」に使用されるもので、英語版ウィクショナリーにおいては「[[:en:Category:Translingual language]]([[:en:Wiktionary:About Translingual]])」に、フランス語版では「[[:fr:Catégorie:conventions internationales]]([[:fr:Wiktionnaire:Conventions/conventions internationales]])」にカテゴライズされているのは事実です。
 
では、学名はラテン語ではないかというとかなり疑問です。学名の命名基準は「[[w:国際動物命名規約|国際動物命名規約]]([http://www.iczn.org/iczn/index.jsp 英文原文], [http://ujssb.org/iczn/pdf/iczn4_jp_.pdf 日本語訳])」「[[w:国際藻類・菌類・植物命名規約|国際藻類・菌類・植物命名規約]]([http://www.iapt-taxon.org/nomen/main.php 英文原文])」「[[w:国際細菌命名規約|国際細菌命名規約]]([http://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK8817/?depth=2 英文原文])」などにより国際的に定められていますが、細菌命名規約には、端的に「The scientific names of all taxa must be treated as Latin; names of taxa above the rank of species are single words.(Section 3. Naming of Taxa GeneraI Rule 6)」と規定されていますし、その他の規定も、「表記はラテンアルファベット26文字のみによる」とか「ある学名の綴りもしくはある複合名を構成する最後の要素語の綴りがギリシア語もしくはラテン語のある単語と同じであるとき、その学名もしくはその要素語はその学名を適格にしたときに著者が異なることを述べていない限り、それらの言語の単語とみなす(国際動物命名規約第28条 なお、別の箇所でギリシア語は「ラテン語化」したそれとの記載がある)」とか「格変化はラテン語の標準による」等の規定があり、基本的にラテン語によるものであることが述べられています。また、国際動物命名規約の一般勧告では「新学名はラテン語の形であるべきである」と述べています。
 
なるほど、[[漢字]]や[[アルファベット]]、[[デーヴァナーガリー]]などは、言語に依存せず用いられており「言語横断」的なものですが、学名は、未だラテン語であるとの主張に抗しうるほどに言語から自由になっているわけではないでしょう。事実、国際動物命名規約前文には、ラテン語文法からの解放を試みたものの不首尾に終わった旨の記述があります。
 
また、分類先の「多言語」ですが、以下の理由から、他の「言語」と同列の位置づけが与えられるものではありませんし、訳語としても不適当です。
#「多言語」という言語体系は、人工言語としてこれから作るのでもなければ存在しません。従って、品詞分類はできないでしょう。「[[:カテゴリ:{{mul}} {{noun}}]]」などという品詞分類は笑止です。英語版は「固有名詞」としていますが、「固有名詞」の用法すら誤っています。
#ISO639-3において、[[:template:mul|mul]]は「Multiple languages」を意味してるとされています。では、[[w:ISO 639-3#汎用コード]]をご覧ください。「特定のコードのいずれも妥当でない場合のために、4つのコードが定義されている。これらのコードは、主にデータベースのように、ISO コードが存在しなくても指定しなければならない場合に使用することを目的とする。」「<code>mul</code> は、データが複数の言語からなるが、データベースが単一のISOコードを指定することを要求しているときに用いる。」とされ、記号の名称としては「複数言語」が当てられています。即ち、「[[:template:mul|mul]]」は言語名を意味していないといっています。
#おそらく、英語版が「translingual」の略称に「mul」を使用していることから、誤解されたことかとは思いますが、そもそも、「[[:en:Translingualism|Translingualism]]」と「[[:en:Multilingualism|Multilingualism]]」は別の概念で「translingual」に「多言語」を当てるのは適当ではありません。
 
ということで、今回のカテゴリ替えは以下の2点より不適当と考えます。
#学名をラテン語と概念することは間違いとは言えない。
#「言語横断」的なものと概念するとしても、カテゴライズ先の検討が不足している。
 
ということで、元のカテゴリに戻すべきと考えます。というか、そもそも、コミュニティに何の相談もなくカテゴリ替えを行っているわけなので、編集を戻したうえで、必要であれば新たなカテゴリ分けを提案すべきです。--[[利用者:Mtodo|Mtodo]] ([[利用者・トーク:Mtodo|トーク]]) 2015年10月13日 (火) 22:14 (UTC)
 
:最近の学名の編集を見ていて気になることがあるので、この場を借りて書かせていただきます。
:通常、ラテン語の名詞の項目には変化形(属格)を示すのが普通ですが、学名の項目では示されていません。例えば、「[[Canis]](イヌ属)」や「[[Canidae]](イヌ科)」には変化形が示されておらず、後者(Canidae)は性も示されていません。それとも学名としては不変化名詞、通性ということなのでしょうか(後者は複数形のような形ですが)。もちろん、英語などで学名を使用する際には格変化させたり複数形に変化させたりすることはないので、通常必要となる事柄ではないです。
:このような例を見ていると、学名がラテン語かどうかは別にして、辞書としての便宜上はラテン語とは別に扱ったほうがよいのではないかとも思いますが、いかがでしょうか。--[[利用者:Usagiuma|Usagiuma]] ([[利用者・トーク:Usagiuma|トーク]]) 2015年11月10日 (火) 15:50 (UTC)
 
::上記、命名規約をご覧ください。学名には、男性・女性・中性のいずれかの性が与えられることが規定されています。記事に書かれていないのは、単に不足しているだけです。また、格変化については、少なくとも属格は、ラテン語の規則により与えられる旨の規定があります。--[[利用者:Mtodo|Mtodo]] ([[利用者・トーク:Mtodo|トーク]]) 2015年11月10日 (火) 17:52 (UTC)
 
:::ありがとうございます。国際動物命名規約を読んでみました。いろいろ分かったこともありますが、残念ながら疑問が残ってしまっている部分もあります。まず、学名には性が与えられるとのことですが、それは属名(や属名を第一要素とする種名など)に対してではないでしょうか。属名の項目については、前に挙げた「[[Canis]]」のように現在でも性が書かれており問題ありません。性が書かれていないのは「[[Canidae]]」のような科名などで、これらについては命名規約にも性についての記述は見つけられませんでした。
:::格変化については、誤解させてしまったかもしれません。私が気にしていたのは、種小名のような学名の一部分ではなく、属名(例 Canis)や科名(例 Canidae)自体を、文中の役割に応じて格変化させるか(例えば、対格として使うときCanem、Canidasのようにするか)ということです。もし[[Canis]]や[[Canidae]]などの項目に格変化を示すなら、こちらの情報が必要になります。これに関しては、国際動物命名規約の11.7.1.1に、科名は主格複数形でなければならない旨、11.8に、属名は主格単数形(ラテン語の文中で提唱された属名で、そのとき主格単数形以外で書かれていたものは、主格単数形に訂正(correct)する)という旨が書かれているだけのようです。この条項から、科名は常に主格複数形で、属名は常に主格単数形で用い、格変化はさせないと解釈してよいのかはよく分かりません。ただし、属名や科名の格変化のさせ方は書かれていなかったため、この命名規約に則った格変化の方法というものは無いのだろうと思います。そうすると、「[[Canis]]」や「[[Canidae]]」の項目に格変化は書けないということになるでしょうか。--[[利用者:Usagiuma|Usagiuma]] ([[利用者・トーク:Usagiuma|トーク]]) 2015年11月11日 (水) 14:45 (UTC)
 
== 一部の漢和辞典にあるが実際には使われない漢字音の取り扱い ==