「一人前」の版間の差分

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#*十五は昔から男が'''一人前'''になる年であったが、若い衆の資格が追い追いとむつかしくなっても、実際はまだ何年間かの準備期間が必要であった。(柳田国男「こども風土記」)〔1941年〕<ref>青空文庫(2012年12月26日作成)(底本:「こども風土記・母の手毬歌」岩波文庫、岩波書店、2009年7月9日第12刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001566/files/53809_49722.html 2019年12月7日参照。</ref>
#*君は見たところ、立派な体格を持っているのだから、心を入れかえて奮闘さえすれば、'''一人前'''の人間に成れぬことはない。(菊池寛「青木の出京」)〔1941年〕<ref>青空文庫(1999年1月6日公開、2005年10月17日修正)(底本:「菊池寛 短篇と戯曲」文芸春秋、1988年3月25日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000083/files/485_19845.html 2019年12月7日参照。</ref>
#*昔は、十代で'''一人前'''の仕事をした。今ではティンエイジャーと稱して親や社會の厄介になつている。(山浦貫一「老人退場説」)〔1953年〕<ref>青空文庫(2018年1月1日作成)(底本:「文藝春秋 昭和二十八年十一月號」文藝春秋新社、1953年11月1日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001949/files/58687_63638.html 2019年12月7日参照。</ref>
#[[年齢]]や[[肉体]]が[[おとな|大人]]あるいは大人と見なせるような人間。[[一丁前]]。
#*そこから自動車(乘り合ひ、'''一人前'''四圓)で五里半の道を四十五六分で鹽原の福渡りと云ふ温泉場へ來た。(岩野泡鳴「鹽原日記」)〔1919年〕<ref>青空文庫(2004年5月1日作成)(底本:「現代日本紀行文学全集 東日本編」ほるぷ出版、1976年8月1日初版)https://www.aozora.gr.jp/cards/000137/files/4659_15551.html 2019年12月7日参照。</ref>
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#*琉球では、家々の墓とは別に離して、「わらびばか」(童墓)を作ってある。共同墓地みたいなもので、つまり、'''一人前'''にならずに死んだものの墓ということになる。(折口信夫「石の信仰とさえの神と」)<ref>青空文庫(2017年8月25日作成)(底本:「日本の名随筆88 石」作品社、1990年2月25日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/58168_62546.html 2019年12月7日参照。</ref>
#*「皆さんはまさか、こんな鋼鉄機械が'''一人前'''の霊魂を持っていると決議なさるわけじゃありますまいネ」と、帆村が横合から口を出した。(海野十三「人造人間事件」)〔1936年〕<ref>青空文庫(2005年5月6日作成)(底本:「海野十三全集 第5巻 浮かぶ飛行島」三一書房、1989年4月15日第1版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/3522_18463.html 2019年12月7日参照。</ref>
 
===={{rel}}====
*[[半人前]]
 
==註==