「まるで」の版間の差分

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'''まるで'''【[[丸]]で】
#主に否定的な内容の[[語句]]を後に続けて。[[まったく|全く]]。[[すっかり]]。[[全面的]]に。[[徹底的]]に。
##*それに、あ「こ、甘ったれた、女の描写。わあと叫んで、そこらくるくる略してしまう走り狂いたいほど、恥ずせっしい。下手そなだ。私には、力学的研究が'''まるで'''作家駄目になる資格です無いのだ。……」太宰治夏目漱石乞食学生吾輩は猫である」)〔19401905年〕<ref>青空文庫(2000(200421109公開、2004年3月4日修正作成)(底本:「太宰治夏目漱石全集31」ちくま文庫、筑摩書房、198819871092529日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000035000148/files/285_15065789_14547.html 2019年12月29日参照。</ref>
##主に否定的な内容の[[語句]]を後に続けて。
##*「こそれに、あ、甘ったれた、女の描写。わあと叫んで、そこら略してしまうくるくるせっ走り狂いたいほど、恥ずしい。下手そな力学的研究がだ。私には、'''まるで'''駄目になる作家です資格……」無いのだ。夏目漱石太宰治吾輩は猫である乞食学生」)〔19051940年〕<ref>青空文庫(2004(200012910作成公開、2004年3月4日修正)(底本:「夏目漱石太宰治全集13」ちくま文庫、筑摩書房、198719889102925日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000148000035/files/789_14547285_15065.html 2019年12月29日参照。</ref>
#比喩や類似の表現として。[[まったく|全く]]。[[すっかり]]。[[あたかも]]。[[さながら]]。
##*それに、あの、甘ったれた、女の描写。わあと叫んで、そこらをくるくると走り狂いたいほど、恥ずかしい。下手くそなのだ。私には、'''まるで'''作家の資格が無いのだ。(太宰治「乞食学生」)〔1940年〕<ref>青空文庫(2000年2月10日公開、2004年3月4日修正)(底本:「太宰治全集3」ちくま文庫、筑摩書房、1988年10月25日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/285_15065.html 2019年12月29日参照。</ref>
##助動詞「[[ようだ]]」「[[ごとし]]」「[[みたいだ]]」などを伴った比喩表現の[[句]]を後に続けて。
##*これでは'''まるで'''喧嘩をしに来たようなものであるが、そこへ行くと迷亭はやはり迷亭でこの談判を面白そうに聞いている。(夏目漱石「吾輩は猫である」)〔1905年〕<ref>青空文庫(2004年1月9日作成)(底本:「夏目漱石全集1」ちくま文庫、筑摩書房、1987年9月29日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/789_14547.html 2019年12月29日参照。</ref>
##*しかも、不思議なことには、外の学生達から双生児という渾名をつけられていた程、顔形から脊恰好、声音に至るまで、'''まるで'''瓜二つだったのです。(江戸川乱歩「パノラマ島綺譚」)〔1927年〕<ref>青空文庫(2016年3月4日作成、2016年5月8日修正)(底本:「江戸川乱歩全集 第2巻 パノラマ島綺譚」光文社文庫、光文社、2004年8月20日初版1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/56651_58766.html 2019年12月29日参照。</ref>
##*その場所は細長い腰掛で幅はわたしの上腿の四分の三くらい狭く、高さは下腿の三分の二よりも高い。'''まるで'''拷問の道具に好く似ているので、わたしは思わずぞっとして退いた。(魯迅「村芝居」)〔井上紅梅訳1922年〕<ref>青空文庫(2004年8月22日作成)(底本:「魯迅全集」改造社、1932年11月18日)https://www.aozora.gr.jp/cards/001124/files/43415_16426.html 2019年12月29日参照。</ref>
##(断定表現を後に続けて)[[とても]][[にる|似]]ているさま。
##*そらのてっぺんなんかつめたくてつめたくて'''まるで'''カチカチのやきをかけた鋼です。(宮沢賢治「いちょうの実」)<ref>青空文庫(2011年3月31日作成)(底本:「注文の多い料理店――宮沢賢治童話集 1」青い鳥文庫、講談社、2004年6月7日第52刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/51156_42678.html 2019年12月29日参照。</ref>
##*そして、都会のこういう名園がだんだんそうなるように、公開的の性質を帯び、春から秋までは、いろいろな設備をして入場者を遊ばせるのである。しかし、冬は手入れかたがた閉場しているので、'''まるで'''山中の静けさだった。(岡本かの子「酋長」)〔1938年〕<ref>青空文庫(2010年3月2日作成)(底本:「岡本かの子全集4」ちくま文庫、筑摩書房、1993年7月22日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/50621_38423.html 2019年12月29日参照。</ref>
 
===={{syn}}====
[[さながら]]、[[あたかも]]
 
===={{trans}}====
{{trans-top|語義1-1}}
*英語:[[completely]], [[at all]], [[totally]]
{{trans-bottom}}
{{trans-top|語義1-2-1}}
*英語:[[very]], [[completely]], [[totally]], [[much]], [[just]]
{{trans-bottom}}
{{trans-top|語義12-32}}
*英語:[[very]], [[completely]], [[totally]], [[much]], [[just]]
{{trans-bottom}}
{{trans-top|語義2-3}}
*英語:[[as though]], [[just]] [[like]], [[as if]], [[as it were]], [[so to speak]]
{{trans-bottom}}
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