「たくわえる」の版間の差分

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「髪やひげを生やす」以外はどちらの表記もありうると思う
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==={{etym}}===
{{ojp}}「[[たくはふ]]」
==={{verb}}:蓄===
{{infl|jpn|verb}}【[[蓄]]える・[[貯]]える】
#{{タグ|jpn|他動詞}}【蓄・貯】 [[知識]]・[[ちから|力]]などをいつでも[[発揮]]できるように[[身に付ける]]。
#*その前に十分の準備をして概念的に予備知識を'''貯え'''て置くことはもちろん必要であり、それを後で修正したり補足したりして確実な知識に作り上げることも怠ってはならない。(野上豊一郎「パラティーノ」)〔1941年〕<ref>青空文庫(2006年7月26日作成)(底本:「世界紀行文学全集 第六巻 イタリア、スイス編」修道社、1959年10月20日)https://www.aozora.gr.jp/cards/000963/files/43100_23925.html 2020年5月22日参照。</ref>
#{{タグ|jpn|他動詞}} [[かみ|髪]]や[[ひげ]]を[[はやす|生やす]]。
#{{タグ|jpn|他動詞}} 【蓄・貯】[[金銭]]・[[物品]]などを[[将来]]のために[[あつめる|集めて]]おく。
#*彼は計画どおり三カ月の糧を'''蓄え'''て上京したけれども、坐してこれを食らう男ではなかった。(国木田独歩「非凡なる凡人」)〔1906年〕<ref>青空文庫(1999年9月1日公開、2004年5月25日修正)(底本:「日本文学全集12 国木田独歩 石川啄木集」集英社、1972年10月7日初版)https://www.aozora.gr.jp/cards/000038/files/324_15711.html 2020年5月22日参照。</ref>
#*冬のうちに、それをトラック一杯運んできて、これも低温室の中に'''貯え'''ておく。(中谷宇吉郎「ウィネッカの冬」)〔1955年〕<ref>青空文庫(2015年5月25日作成)(底本:「中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河」岩波文庫、岩波書店、2011年12月16日第3刷発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/56733_57082.html 2020年5月22日参照。</ref>
#{{タグ|jpn|他動詞}}【蓄】 [[かみ|髪]]や[[ひげ]]を[[はやす|生やす]]。
#*髪を'''蓄え'''ておけば官兵に殺される、辮子を付けておけば長髪賊に殺される。(魯迅「頭髪の故事」)〔井上紅梅訳1932年〕<ref>青空文庫(2008年5月21日作成)(底本:「魯迅全集」改造社、1932年11月18日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001124/files/43021_31644.html 2020年5月22日参照。</ref>
#*こないだの朝、私が眼をさますと、枕もとの鏡付の洗面台で、父は久しい間に'''蓄え'''た髭を剃り落としていた。(渡辺温「父を失う話」)〔1929年〕<ref>青空文庫(1999年7月28日公開、2007年12月20日修正)(底本:「アンドロギュノスの裔」薔薇十字社、1970年9月1日初版)https://www.aozora.gr.jp/cards/000020/files/229_29038.html 2020年5月22日参照。</ref>
 
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=====京阪アクセント=====
;たくわえ↗る
 
===={{verbrel}}:貯====
'''{{PAGENAME}}'''【[[貯]]える】
*[[たくわえ]]、[[たくわう]]
#{{タグ|jpn|他動詞}} [[金銭]]・[[物品]]などを[[将来]]のために[[あつめる|集めて]]おく。
 
{{inf-ja||ア|下一|たくわ|える}}
==註==
===={{pron|jpn}}====
<references/>
=====東京アクセント=====
;た↗くわ↘える
;た↗くわえ↘る
=====京阪アクセント=====
;たくわえ↗る
==={{rel}}===
*[[たくわえ]]