「allegro vivace」の版間の差分

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# (音楽)アレグロ・ヴィヴァーチェ。[[allegro|Allegro]]と[[vivace]]の中間程度の速さで。[[Category:演奏記号]]
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[[Allegro]] : 日本では、昔から「速く」と誤訳されてきたが、本来Allegroには速くという意味はない。イタリア語でAllegroというと、'''軽さのある陽気で明るい、快活な感じ'''を指します。イタリアのタクシーで、急ぐときに「Allegro!」というと運転手が陽気に歌いだした。でも急いではくれない。なんていう有名な話もあります。ちなみに、イタリアで「Allegroな女」というと、明るい女性ではなく、尻軽な不貞な女性を指すらしいのでご注意を。
  ちなみに、快活さを表現しようとするとテンポはゆっくりよりもむしろ速めになる。だから、速くと誤訳されたと考えられる。したがって、Allegroを速く弾く場合は、あくまでもAllegroの陽気さや快活さを表現する上での速さである必要がある。
        指揮者の故岩城宏之氏の著書「指揮のおけいこ」には、海外でAllegroをとにかく速く弾こうとして恥をかいたというエピソードが書かれていた。
 
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 ちなみに、快活さを表現しようとするとテンポはゆっくりよりもむしろ速めになる。だから、速くと誤訳されたと考えられる。したがって、Allegroを速く弾く場合は、あくまでもAllegroの陽気さや快活さを表現する上での速さである必要がある。
[[vivace]] : 語源は、ラテン語の「vivere(生きる)」から派生した、「vivax(vivacis)(長寿の、元気な)」。「vivaceな感覚:鋭い感覚、頭の回転が速い」や「vivaceな色彩:はっきりとした強い色で輝くような色調の絵」というように使う。
 
'''活発に 速く 澄んだ感じの速さ、活発さ。一気に勢いよくいく感じ'''。音楽用語としては、速度と表現のどちらに対しても使われる。
       指揮者の故岩城宏之氏の著書「指揮のおけいこ」には、海外でAllegroをとにかく速く弾こうとして恥をかいたというエピソードが書かれていた。
 
[[vivace]] : 語源は、ラテン語の「vivere(生きる)」から派生した、「vivax(vivacis)(長寿の、元気な)」。「vivaceな感覚:鋭い感覚、頭の回転が速い」や
 
「vivaceな色彩:はっきりとした強い色で輝くような色調の絵」というように使う。
 
活発に 速く 澄んだ感じの速さ、活発さ。一気に勢いよくいく感じ。音楽用語としては、速度と表現のどちらに対しても使われる。
 
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したがって、快活にいきいきと演奏することを忘れてはいけない。(ただ速度を守ってもAllegro Vivaceではない)