「船頭多くして船山に登る」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
7行目:
'''[[船頭]](せんどう)[[おおい|多く]]して{{ふりがな|船|ふね}}{{ふりがな|山|やま}}に{{おくりがな2|登|のぼ|る|のぼる}}'''
#[[指図]]する人が多過ぎるとかえって[[統率]]がとれず意に反した方向に物事が進んで行くことの意。「困難なことでも皆で力を合わせればできる」という解釈は誤り。なお、この場合の船頭は乗組員が複数いる場合の[[船長]]を意味。
#:中潬之歌、稍工多舟必破、四公子燮棋必不勝。 ([[:w:楊慎|楊慎]]『丹鉛録』)<ref name="daijiten">[http://books.google.co.jp/books?id=ssTQEFkhzJkC 諺語大辭典: 全] 藤井乙男 1910年</ref>
#:山王祭に船屋台あり、鉄砲洲より出しといふ、船頭が多くて舟は山王の山にものぼる今日の祭礼。 ([[:w:大田南畝|大田南畝]]『千紅萬紫』)<ref name="daijiten"/>
#:[[推理小説]]ぐらい、[[合作]]に適したものはないのである。なぜなら、根が[[パズル]]であるから、[[三人よれば文殊の智恵]]という奴で、一人だと[[視角]]が[[限定]]されるのを、合作では、それが防げる。[[智恵]]を持ち寄ってパズルの高層建築を骨組堅く組み上げて行く。十人二十人となっては'''船頭多くして船山に登る'''、という怖れになるが、五人ぐらいまでの合作は巧く行くと私は思う。([[w:坂口安吾|坂口安吾]] 『探偵小説とは』)
 
15 ⟶ 16行目:
====翻訳====
*{{eng}}: {{trans_link|en|too many cooks spoil the broth}}
 
====出典====
<references/>
 
[[en:船頭多くして船山に登る]]