削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
Mtodo (トーク | 投稿記録)
32行目:
 
===読み===
*「拉」の読みは呉音「ろふ(ロー)」漢音「らふ(ロー)・らつ」であり[[入声]]であるため、「拉致」は本来「らっち」としか読めない。「らち」という読みがいつごろから現れたかは不明であるが、1928年の『丙寅 大正茶道記』(高橋義雄、慶文堂書店)など戦前の出版物にもすでに「らち」とルビを振った例が見られる<ref>「臍の緒切つて初めて茶席に入る者なりと自稱する荒大名なるを、何の苦も無く茶席に拉致(らち)し來りたる當主人の腕力には只管驚嘆の外無かつた(p. 361)」([http://books.google.co.jp/books?id=w1tmLgB3BiAC&dq=%22%E3%82%89%E3%81%A1%22%E2%80%9D%E6%8B%89%E8%87%B4%E2%80%9D&hl=ja&source=gbs_navlinks_s 高橋義雄『丙寅 大正茶道記』 - Google eブックス])</ref>。また『放送用語調査委員会決定語彙記録』(日本放送協会、1939年)によれば、当時のラジオ放送では「らち」と読まれていた<ref>[http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/report/2009_02/090205.pdf NHK放送文化研究所『戦前の放送用語委員会における“伝統絶対主義”からの脱却』]</ref>。近年は「らち」が広く定着している。
 
==典拠・注釈==
<references/>