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字義について、「手紙」などを追加。
上一段活用であることを明示。
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#*今[[乞食坊主]]に頼む気になったのは、なんとなくえらそうに見える[[坊主]]の態度に'''信'''を起したのと、水一ぱいでする[[咒]]なら間違ったところで[[危険]]なこともあるまいと思ったのとのためである。([[w:森鴎外|森鴎外]]『寒山拾得』)
==={{verb}}===
'''信じる'''(しん-じる、ザ行上一段活用)
{{上一段化|しん}}
====活用====
{{日本語活用|しん|じ|じ|じる|じる|じれ|じろ|ザ行上一段}}
 
====語義====
#{{ruby|信|まこと}}と{{ruby|思|おも}}う。うそ{{ruby|偽|いつわ}}り{{ruby|無|な}}く{{ruby|確|たし}}かに{{ruby|正|ただ}}しい[[まこと]]の{{ruby|事|こと}}だと{{ruby|強|つよ}}く{{ruby|思|おも}}い{{ruby|込|こ}}んで{{ruby|受|う}}け{{ruby|入|い}}れる。
#:我々は 自ら[[相応]]に[[鑑賞]]力のある[[文士]]と[[自任]]して、 [[常住]]他の[[作物]]に対して、[[自己]]の[[正当]]と'''信ずる'''[[評価]]を[[おおやけ|公け]]にして憚らないのみか、[[芸術]]上において[[相互]][[発展]][[進歩]]の[[余地]]はこれより外にないとまで考えている。([[w:夏目漱石|夏目漱石]]『文芸委員は何をするか』)
#:その破れた[[箇所]]には、また[[巧妙]]な {{ふりがな|補片|つぎ}}が当っていて、まったくそれは、[[創造説]]を'''信じる'''人にとっても[[進化論]]を'''信じる'''人にとっても、[[不可思議]]な、[[滑稽]]な耳たるを失わない。([[w:梶井基次郎|梶井基次郎]]『愛撫』)
#{{ruby|信|たよ}}にする。{{ruby|頼|たよ}}るに{{ruby|足|た}}りる{{ruby|頼|たの}}もしい {{ruby|相手|あいて}}であると{{ruby|当|あ}}てにして{{ruby|心|こころ}}を{{ruby|寄|よ}}せる。{{ruby|信|しん}}を{{ruby|置|お}}く。[[信用]]する。[[信頼]]する。
#:「ただ、君を'''信じる'''、と言っていた。」([[w:太宰治|太宰治]]『佳日』)
#:私は、Hを'''信じ'''られなくなったのである。([[w:太宰治|太宰治]]『東京八景 (苦難の或人に贈る)』)
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===={{pron|jpn}}====
;し↗んじ↘る<sub>→</sub>
 
==={{prov}}===