「ながら」の版間の差分

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「動詞」のはずがなかろう
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{{DEFAULTSORT:なから ながら}}
=={{jpn}}==
[[Category:{{jpn}}]]
==={{verb}}助詞===
[[Category:{{jpn}} {{verb}}助詞]]
[[Category:{{jpn}} 助詞_接続助詞]]
'''ながら'''【[[乍]]ら】
'''ながら'''【[[乍]]ら】(名詞・体言接続又は動詞・動詞系助動詞連用形接続)
#[[動詞]]などの[[連用形]]に[[つく|付き]]、[[二つ]]の[[動作]]が[[同時]]に[[おこなわれる|行われる]][[意]]
#~の性質その[[まま]]に。
#[[名詞]]などに付き、[[矛盾]]する二つの[[事柄]]を[[つなぐ]]意
#:[[かんながら]](<神'''ながら''')、[[うまれながら]]
#~とともに、~し[[つつ]]、~と[[同時]]に。
#:おれは六百円の使用法について寝'''ながら'''考えた。([[w:夏目漱石|夏目漱石]] 『[[w:坊っちゃん|坊っちゃん]]』)
#~ではあるが。
#:[[われながら]]
#:『今日はお[[精進]]かい?』とでも、箸を取りかけ'''ながら'''夫がいはうものなら、お里はそれが十分不足を意味してるのではないと知り'''ながら'''、『だつて今月の末が怖いぢやありませんか。』と、忽ち怖い顏になつて聲を荒だてる。([[w:水野仙子|水野仙子]] 『神樂阪の半襟』 引用の後者、前者は語義2)
#:汽車では一車室全体が独占され、そのなかでブランコ乗りは[[不十分]]'''ながら'''なんとかふだんの生活のしかたにかわるように、旅のあいだ上の網棚で時を過ごす。([[w:フランツ・カフカ|フランツ・カフカ]] [[w:原田義人|原田義人]]訳『最初の苦悩』)
#:特定の場所へ行かなければ見られないという苛酷な制限が映画の本質であるかどうかはまだ疑問としておきたいが、'''残念'''ながら現在のところでは映画の普及率は新聞雑誌やラジオの浸透性には及びもつかないのだという簡単な事実に今さら私は眼を見張つているのである。([[w:伊丹万作|伊丹万作]] 『映画の普及力とは』)