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[[Category:{{jpn}} {{noun}}_サ変動詞]]
'''[[相]] [[当]]'''([[そうとう]])
# 当て嵌まること。ほぼ等しいこと。[[対応]]していること。[[該当]]すること。
#: 当時の五十円といえば、今の二万円くらいに相当するであろう。(中谷宇吉郎『鳥井さんのことなど』)
# 釣合うこと。[[ふさわしい]]こと。
#: 人はそれぞれ天分がある。その天分相当の仕事をするより外に仕方がない。(高浜虚子『俳句への道』)
# [[程度]]が[[はなはだしい]]こと。
# 釣合うこと。[[ふさわしい]]こと。[[相応]]であること。しかるべきこと。それなりであること。
#: 今のうちに早く相当の婿でも取るか、娘の容貌(きりょう)のいいのを幸いに相当の旦那でも見つけるか、なんとかしたらよかろうにと、蔭では余計な気を揉むものがあったが、(岡本綺堂『平造とお鶴』)
#: やはり創作と同じやうに、鑑賞の上にもそれ相当の訓練を受けることが必要であります。 (芥川龍之介『文芸鑑賞講座』)
#: 第二条 警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知つていると認められる者を停止させて質問することができる。(『警察官職務執行法』)
# かなりの[[程度]]であること。また程度が[[はなはだしい]]こと。
#: 彼女はもう五十を越してゐたが、宮仕へをした女だけあつて挙措が折目正しく、また相当なインテリでもあつて、日本古典の書物の外に、漢詩とか、支那の歴史ものを読んでゐた。(岡本かの子『私の書に就ての追憶』)
#: 単調だが、どこかに格式のあるような、相当に長い唄を五段うたう。(高村光太郎『山の秋』)
#:若い男の人が一人暮ししていて、増して勤めていて、台所が汚いと云い罐詰を食べると云って、「あいつも相当だ」という人は無いでしょう。それは男と女は違います。(宮本百合子『女性の生活態度』)
===={{pron|jpn}}====
;そ↗ーとー
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'''相当'''(そうとう)
#[[かなり]]、[[非常]]に。
#: どうも商人になるには昔と違つて相当資本がなければ出来ませんし、官途に奉職するにしたつて矢張り相当の学校を出て居なければ用ひられもしない、(談洲楼燕枝(二代)『燕枝芸談』)
 
=={{zho}}==