あふ

あぶ も参照。

古典日本語

動詞：合ふ

あふ【合ふ】

1. 一（ひと）つになる。一致する。
2. 調和する。似（に）合（あ）う。釣（つ）り合（あ）う。
3. （動詞の連用形に付いて）皆（みな）で〜する。

あ-ふ 動詞活用表（日本語の活用）

ハ行四段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
あ	は	ひ	ふ	ふ	へ	へ

発音

二拍動詞二類^(?)

• 連体形

  (平安時代)あふ

  (南北朝時代)あう

  (室町時代)おー

  (江戸時代)おー

諸言語への影響

• 現代日本語: あう（合う）

動詞：会ふ

あふ【会ふ、逢ふ、遭ふ】

1. 出（で）会（あ）う。
2. 結婚する。
3. （機会などに）出（で）会（くわ）す。
4. 争（あらそ）う。対抗する。

あ-ふ 動詞活用表（日本語の活用）

ハ行四段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
あ	は	ひ	ふ	ふ	へ	へ

派生語

• あへらく

諸言語への影響

• 現代日本語: あう（会う）

動詞：敢ふ

あふ【敢ふ】

1. 耐（た）える。堪（こら）える。我慢する。
2. （動詞の連用形に付いて）すっかり〜する。最後まで〜する。

あ-ふ 動詞活用表（日本語の活用）

ハ行下二段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
あ	へ	へ	ふ	ふる	ふれ	へよ

派生語

• あへず
• あへて
• あへなし
• あへなむ

動詞：和ふ

あふ【和ふ】

1. 和（あ）える。

あ-ふ 動詞活用表（日本語の活用）

ハ行下二段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
あ	へ	へ	ふ	ふる	ふれ	へよ

発音

三拍動詞二類^(?)

• 連体形

  (平安時代)あふる

  (南北朝時代)あ​うる

  (室町時代)お​ーる

  (江戸時代)お​ーる

諸言語への影響

• 現代日本語: あえる

動詞：饗ふ

あふ【饗ふ】

1. 食事をもてなす。

あ-ふ 動詞活用表（日本語の活用）

ハ行下二段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
あ	へ	へ	ふ	ふる	ふれ	へよ

関連語

• あへ