日本語 編集

副詞 編集

かならずず】

  1. ある事以外の事の起こる可能性全くない様子。絶対に。きっと間違いなく。
    • 大いなる祝福は、かならず大いなる信仰と大いなる努力を通して完うされる。(羽仁もと子「最も楽しい事業」)
    • 智の質は理性にて事物の道理を知ること、即ち結果を見、源因を知り、源因に因て結果を測ることなり。然も人心は必ず此理性のみを具へ、また理性のみに使役せらるゝ者に非らず。必ず佗に一の此心を動す者ありて、之が爲に使役せらるゝ者にて、之を名けて情といふ。(西周「情智關係論」)
  2. あること以外のことをするつもりがまったくない様子。絶対に。きっと。まちがいなく。
    • メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。(太宰治「走れメロス」)
    • 「あなたがお嫁に行く日まで、オイナリ様の朝夕の日参は必ずつづけて下さい。私の今生の願いです」(坂口安吾「明治開化 安吾捕物 その十七 狼大明神」)

派生語 編集

翻訳 編集