古典日本語「くるし」
東京式アクセント
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- く↗るし↘ー
京阪式アクセント
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- くる↘しー
くるしい【苦しい】
- 息がつまって、またはそのような苦痛を感じる。
- それに苦しい上にも苦しかったことは、あの、「乾」の烟草屋の物置きに火が掛かると、ありたけの烟草が一どきに燃え出して、その咽ることは……焦熱地獄とはこんなものかと目鼻口から涙が出やした。(高村光雲 『幕末維新懐古談 焼け跡の身惨なはなし』)
- つらい、楽でない。
- 気心の合った親友なら別であるが、そうでもない来客と話をすると、すぐに疲労が起ってきて、坐って居るのさえ苦しくなる。(萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』)
- 論理的ではない、道理にかなってない。
語幹 |
未然形 |
連用形 |
終止形 |
連体形 |
仮定形 |
命令形 |
活用型
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くるし |
かろ |
かっ く |
い |
い |
けれ |
○ |
口語
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