しり

じり も参照。

日本語

語源

古典日本語「しり」 < 日本祖語 *siri

発音

• (東京式) しり​ [shìríꜜ] (尾高型 – [2])
• IPA^(?): [ɕiɾʲi]
• (京阪式) し​り

名詞

しり【尻, 臀, 背, 脊, 後】

1. 【背、脊】 背（せ）。背中。
   • 山の背

     （※現在の京都府南部を指す律令国「山城（やましろ）」は、奈良盆地の背後に当たる位置から、当初は「山背」と表記されていた。）

2. 【尻、臀】背中の、足（あし）（動物ではうしろあし）の付け根に近い、肉の付いた部分。肛門のあたり。
3. 【背、脊、後】 （通常、おを付けて）背後。背の後（うしろ）。
   • （用例）人のおしりにくっついて歩く。
4. 最後。最終。列の最後。
   • 目尻、帳尻、交換尻
   • おしりを切る（=期限を固定する）
5. ものを胴に見立てたときの尻にあたる部分。
6. ものの、下（した）の部分。

関連語

語義2

• 類義語: おしり、けつ、臀部　（後姿の意で）背中
• 対義語: 頭（あたま）、肩（かた）
• 派生語: 尻拭（しりぬぐ）い
• 成句: 頭隠して尻隠さず

翻訳

• 英語: buttocks 複数
• ドイツ語: Hinterbacken 複数
• フランス語: fesse 女性
• ポルトガル語: bunda 女性, nádegas 女性複数

動詞

しり

1. 「しる」の連用形。

同音異義語

しり

• 【私利】自分の利益。
• 【支離】ばらばらに離れること。
• 【至理】もっともな道理。

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古典日本語

語源

日本祖語 *siri

発音

二拍名詞三類^(?)

• (平安時代)しり
• (南北朝時代)し​り
• (室町時代)し​り
• (江戸時代)し​り

名詞

しり【尻・後】

1. (解剖学) 尻。臀部。
2. 後（うしろ）。
3. （物事の）末端。
4. (衣類) （衣服の）裾（すそ）。

諸言語への影響

• 現代日本語: しり

接尾辞

しり【尻】

1. 矢羽に用いる鳥の羽を数える助数詞。