日本語 編集

発音 編集

形容動詞 編集

なめらからか】

  1. つるつるしているさま。よく滑るさま。
    • 七宝しっぽう夫婦釦めおとボタンなめらか淡紅色ときいろを緑の上に浮かして、華奢きゃしゃな金縁のなかに暖かく包まれている。――夏目漱石 (1907年). “図書カード:虞美人草”. 青空文庫. 2023年5月29日閲覧。
    • 上の方や横の方は、青くくらくはがねのように見えます。そのなめらか天井てんじょうを、つぶつぶ暗いあわが流れて行きます。――宮沢賢治 (1923年). “図書カード:やまなし”. 青空文庫. 2023年5月29日閲覧。
  2. 澱みのないさま。滞りなく進むさま。
    • お玉さんは、なめらかな言葉で言った。しばらく見ない間に余計に美しく冴えた顔をしていた。――室生犀星 (1919年). “図書カード:性に眼覚める頃”. 青空文庫. 2023年5月29日閲覧。
    • この物語をなめらかに進行させる必要上、ここで登場人物四人の身もとを簡単に説明しておく必要がある。――岡本綺堂 (1932年). “図書カード:鷲”. 青空文庫. 2023年5月29日閲覧。

活用 編集