ノミ も参照。

日本語 編集

動詞 編集

のみみ、み、み】

  1. の連用形。

名詞:飲み 編集

のみ

  1. 飲むこと。
  2. 飲み口の略称。
  3. を飲むこと。
    • 1939年、古川緑波「古川ロッパ昭和日記」[1]
      ハネ十時。ホテルのグリルで柳と会ひ、利巧に別れようと言ふ、本人も分り、では病欠といふことにさして下さい、と言ふ。ルパンへ、屋井と会ふ、飲みである。
    • 1948年、太宰治「女類」[2]
      いつか、柳田という、れいの抜け目の無い、自分で自分の顔の表情を鏡を見なくても常に的確に感知できると誇称している友人、兼、編輯部長に連れられて、新橋駅のすぐ近くの川端に建って在るおでん屋へ飲みに行きました。

複合語・派生語 編集

翻訳 編集

語義1:

名詞:衣袽 編集

のみ衣袽

  1. ひのきまきなどの内皮を砕き柔らかくして舟などの継ぎ目に詰め込み水漏れを防いだりする。

名詞:鑿 編集

のみ

  1. (道具) 木材石材金属などあけたりったりする工具

成句 編集

参考 編集

  • 石材や金属に用いられるものは、「たがね」と呼んで区別する場合がある。[3]

類義語 編集

翻訳 編集

名詞:蚤 編集

のみ

  1. () ノミ目属する昆虫総称

成句 編集

関連語 編集

助詞 編集

のみ已・而已已・

  1. 一つの事柄・状態などを限定したり取り出すことで強調する。
  2. 感動を込め強く言う。

類義語 編集

出典 編集

  1. 青空文庫、2013年10月6日作成(底本:「古川ロッパ昭和日記〈戦前篇〉 新装版」晶文社、2007(平成19)年2月10日初版)https://www.aozora.gr.jp/cards/001558/files/52693_51575.html
  2. 青空文庫、2000年1月24日公開、2005年11月6日修正(底本:「太宰治全集9」ちくま文庫、筑摩書房、1998(平成10)年6月15日第5刷発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/274_20183.html
  3. 『講談社カラー版 日本語大辞典』、1989年、1522頁、最上段。