上座部 仏教(じょうざぶぶっきょう)
- 現在、存在している仏教のうちの大きな一群のこと。
- インドの初期仏教教団は釈迦の死から100ないし200年後くらいのアショーカ王の代(紀元前3世紀)に分裂し(根本分裂と呼ぶ)、上座部と呼ばれる一群の部派が生まれることになった。(もう一方を大衆(だいしゅ)部と呼ぶ。)この上座部の流れはその後も長く続き、今のタイ、ミャンマー、スリランカなどの仏教(南伝仏教)になった。それゆえ、それらの諸国の仏教のことを上座部仏教と呼ぶ(自らも名のる)。テーラヴァーダ仏教とも言う。
- ジョ↗ーザブブ↘ッキョー
パーリ語 थेरवाद theravāda(テーラヴァーダ:長老の(テーラ)学派(ヴァーダ))から。