日本語 編集

名詞 編集

 (じょうしつ)

  1. 品質上等であること。
    • どっちとも、上質の洋服地の制服を着、靴を光らして、身だしなみはよかった。いい家の子に違いない。(岡本かの子『母子叙情』)〔1937年〕[1]
    • そういう意味では、上質にもいろいろのレベルの違いがあるんでしょうけれども、高いに越したことはないということだろうと思います。(髙木剛、司法制度改革審議会)〔2000年〕[2]

類義語 編集

対義語 編集

翻訳 編集

形容動詞 編集

 (じょうしつ)

  1. 品質上等であるさま。
    • 同じ錦紗でも手にとってみるとしっとり重い上質で、大まかに麻の葉の紋柄が浮き出ていた。(宮本百合子『二つの庭』)〔1947年〕[3]
    • ただあそこにはね、大同炭鉱という露出鉱がある。上質な石炭が出るんで、労務者が相当いたね。(梅崎春生『狂い凧』)〔1963年〕[4]

活用 編集

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  1. 青空文庫(2001年5月7日公開、2017年6月4日修正)(底本:「昭和文学全集 第5巻」小学館、1986年12月1日初版第1刷)http://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/1282_47203.html 2018年3月30日参照。
  2. 『司法制度改革審議会集中審議(第1日)議事録』(首相官邸ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www.kantei.go.jp/jp/sihouseido/natu/natu1gijiroku.html 2018年3月30日参照。
  3. 青空文庫(2002年6月25日作成、2003年6月29日修正)(底本:「宮本百合子全集 第六巻」新日本出版社、1979年1月20日初版)http://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/2011_6885.html 2018年3月30日参照。
  4. 青空文庫(2016年2月1日作成)(底本:「狂い凧」講談社文芸文庫、講談社、2013年10月10日第1刷)http://www.aozora.gr.jp/cards/001798/files/56775_58206.html 2018年3月30日参照。