機転

機轉 、 机转 、および 気転 も参照。

日本語

この単語の漢字
機	転
き 第四学年	てん 第三学年
音読み	音読み

発音

• (東京式) きてん [kìtéń] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [kʲitẽ̞ɴ]

名詞

機転 (きてん)

1. その場の状況をよく見極めて臨機応変な対応ができる心遣い。雰囲気を察して適切に判断できる才智。気転とも。
2. （主に医学分野で）ある現象の元となる要因や経緯。あるいはその仕組み。
   • 鍼治療の鎮痛機転を研究する。
   • 事故による骨折をその発生機転によって分類する。

関連語

• 類義語:
  • 語義1 機知、頓知、才覚
  • 語義2 機序、メカニズム
• 対義語:
  • 語義1 如才
• 熟語:
  • 語義1 機転がきく

翻訳

• 語義1

• 英語:tact, tactfulness
• 中国語:心眼儿
• ドイツ語:Tact

• 語義2

• 英語: mechanism
• 中国語: 机转（簡）、機轉（繁）
• 朝鮮語: 기전（機轉）
• ドイツ語: Mechanismus

形容動詞

1. 名詞語義1の転成。機転がきくさま。近世の用法。

活用と結合例

機転-だ 形容動詞活用表（日本語の活用）

ダ活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
機転	だろ	だっ で に	だ	な	なら	(無し)

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
推量・意志	機転だろう	未然形 + う
過去・完了	機転だった	連用形 + た
否定形	機転でない	連用形 + ない
自動詞化	機転になる	連用形 + なる
言い切り	機転だ	終止形のみ
名詞化	機転なこと	連体形 + こと
仮定条件	機転ならば	仮定形 + ば
様態	機転そうだ	語幹 + そうだ