日本語 編集

名詞 編集

(ぶし)

  1. むかし武芸おさめ軍事携わり主君仕えた身分中世近世日本においては支配階級となった。さむらいもののふ

語源 編集

  • 山伏やまぶし野伏のぶしの頭略で、「武士」は当て字との説がある[1]。ただし、「武士」の文字は奈良時代の文献には見られる。

対義語 編集

関連語 編集

翻訳 編集

参考文献 編集

  1. 折口信夫, 『ごろつきの話』, 1928, 『折口信夫 全集』第3巻, 1966 収録:
    更に、此頃になって目立って来た、もう一つの浮浪者があった。諸方の豪族の家々の子弟のうち、総領の土地を貰ふことの出来なかったもの、乃至は、戦争に負けて土地を奪はれたものなどが、諸国に新しい土地を求めようとして、彷徨した。此が又、前の浮浪団体に混同した。道中の便宜を得る為に、彼等の群に投じたといふやうなことがあったのだ。後世の「武士」は、実は宛て字である。「ぶし」の語原はこれらの野ぶし・山ぶしにあるらしい。