現生霊長類
日本語
編集名詞
編集現 生 霊 長 類 (現生+霊長類 げんせいれいちょうるい)
- 《分類学・古生物学(wp)等》 現生する霊長類と、生物学上同種の化石霊長類とを包括する名称。
- 例えば、ヒト属(wp)は、地質時代(wp)中に著しく進化を遂げており、最初期の種であるホモ・ハビリス(wp)などは我々現生人類とは大きな差異が認められる。ヒト属中で現生霊長類と見做せるのは、当然ながら、「現生人類」と呼ばれているグループだけであって、それはホモ・サピエンス(wp)の1属1種のみである。これに対して、チンパンジー属(wp)は、ヒト属と枝分かれした時代まで進化を遡ってもチンパンジーは既にチンパンジーであった可能性があり、チンパンジーは、そのような時代の個体も含めて現生霊長類と見做してよいかも知れない。少なくとも、ヒト属より遥かに時代を遡って「現生霊長類」という語を適用することができる。