端 倪(たんげい)
- 事の本末終始。かぎり。はて。
- 前者はどこまでも地道な写実主義から出発して、執拗にその道から踏み出すまいとかじりついているに対し、後者は奔放自在に筆を駆使して天に登ったり地にもぐったりして端倪を知らざるものがある。(野上豊一郎 『レンブラントの国』)
- (多くは成句「端倪すべからず」の形で)はかり知ること。推しはかること。
- 一方の鐘巻自斎はまたより以上の驚嘆をもって重蔵を端倪した。(吉川英治 『剣難女難』)
- もし物質間の引力が距離によらず同一であったり、あるいは距離の大なるほど大であったと仮定したら、天地万物の運動はすべて人間には端倪する事の出来ぬ渾沌たるものになるであろう。(寺田寅彦 『方則について』)
端 倪(duānní)
- 事の本末終始。かぎり。はて。
端 倪(duānní)
- はかり知る。推しはかる。
- 故旭之書,變動猶鬼神,不可端倪,以此終其身而名後世(韓愈『送高閑上人序』)